HOME > インフォ > INFORMATION 重要なお知らせ


Information / 重要なお知らせ

太平物産(株)製造の肥料成分偽装事件〈最終報〉




太平物産(株)製造の肥料成分偽装事件についての総括として、この事件によってわれわれの学んだこととこれからの取り組みついて、JA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会と浅舞酒造株式会社の共通認識として申し述べたいと思います。




◯ 偽装肥料使用以前


酒米研究会と浅舞酒造

浅舞酒造株式会社(以後、浅舞酒造)は、純米大吟醸から地元向けレギュラー酒まで地元のJA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会(以後、平鹿町酒米研究会)の米*だけを使って純米酒を造っております。その始まりは昭和63年(1988年)の平鹿町酒米研究会の発足にさかのぼり、その頃、山田錦でなければ難しいと言われた全国新酒鑑評会において酒米研究会の美山錦、吟の精を使って平成3年(1991年)より秋田県初の5年連続金賞受賞で一層親密な関係となりました。
そして、トレサビリティという言葉がまだ一般的でなかった平成7年(1995年)、原料米の生産履歴表示の原型として特別純米酒「美稲(うましね)」の発売当初から裏ラベルに酒米生産者の名前と顔写真を貼らせてもらい「生産者の顔が見える」酒造りを始めました。現在の「蔵から半径五キロ内の米でつくる純米酒蔵」の出発点であります。
* 酒造好適米(秋田酒こまち、美山錦、吟の精、星あかり、美郷錦)と、一般うるち米(亀の尾、めんこいな)


「来年も頼むね」「ああ、いいよ」の関係を
酒米づくりの大変さは、まず稲自体の草丈が伸びること。強い台風のあった年など、収穫時期倒れない稲がないほどです。かといって倒れないようにと肥料を制限しすぎると粒張りなどの品質が悪くなります。
平鹿町酒米研究会と浅舞酒造は酒米の作付に関して「来年も頼むね」「ああ、いいよ」の関係を作りたいと考えました。しっかりとした次年度の再生産に向けてのお互いの立ち位置が必要だと。まず、平成6年(1994年)私たちは酒米の全量納入、全量買取を協議の上、決定しました。
そして、「もっと品質のいい酒米を作りたい」という気持ちが、もともと平鹿町酒米研究会自体に強くありました。そこで、他県の酒米産地の実地研修などの実現のため、その費用の一部を浅舞酒造が毎年助成をしました。冷害や、逆に高温障害、直撃の台風など「農家の苦労が報われない」被害には、直接補てんする仕組みも作りました。栽培しにくい酒米の作付をどうやって続けてもらうか、平鹿町酒米研究会と話し合いの中からの提案でした。
そして、次に「この土地で作ることのできる酒米の品種、いろんなものにもっと挑戦していきたい」と、新たな品種の作付が始まりました。亀の尾、美郷錦、星あかり等です。これら、栽培が難しかったり収量の不安定な品種については、「天の戸方式」という精算方式で対応しました。一俵いくらで買い上げるのではなく、面積当たりで美山錦の110%の金額になるような価格保証を実施したのもその一つです。


「有機質はたっぷり、農薬はできる限り少なく」の取り組み
平成7年(1995年)、平鹿町酒米研究会は健康志向に対応し、有機質肥料の栽培試験を始めました。その後の「有機質はたっぷり、農薬はできる限り少なく」という取り組みの始まりでした。
そして、平成16年(2004年)、大きな転機が訪れます。
「いろいろ酒米生産者のことを考えてくれる浅舞酒造さんのために、もっと価値のある酒米を作ったらどうか」と、ひとりの会員からの提案がありました。「ほしいといってくれるなら、酒米を〈特別栽培米〉基準で作ってみたらどうだろう」そして、矢継ぎ早に、「やるなら、一部なんて言わないで全部そうしよう」と。
酒造好適米のすべてを化学合成肥料をチッソ成分で半分以下、そして秋田県の農薬の使用成分の半分以下にするという「特別栽培米」に切り替えることが酒米研究会の総会で提案され、非常に短い時間で決議されました。浅舞酒造にとって、蔵からの提案ではなく平鹿町酒米研究会の農家側からの提案であることが何よりうれしいことでした。酒米生産者の高い見識と情熱が呼応した、「心意気」を感じる出来事でした。
それから12年間、私たちは愚直にこの「取り組み」を続けてきました。



◯ 偽装肥料発覚


もの作りは「性善説」のはず
昨年11月3日、秋田ふるさと農協から今回の「事件」の情報の第一報が入りました。それまで、肥料成分を疑うことなど誰一人、微塵すらありませんでした。「信頼関係」などという言葉を持ち出すまでもなく「当たり前のこと」としてそれは成り立っていたはずでした。(詳しくは「第一報」、「第二報」を参照)
「ものづくり」に携わる者として、常に真摯な態度で取り組まなければいい物はできないことを知っています。つまり、「ものづくり」は原料を信じ、関わる人がお互いの仕事を信じ、タスキを渡して行くような「性善説」の上に成り立っている生業(なりわい)なのだと認識しているからです。
米作りも、そして酒造りも単年度のことではなく、試行錯誤からなる経験値を道具に一喜一憂しながら毎年ほんの少しずつラセン階段を上っていくようなものだと思います。
浅舞酒造は、生産者の苦労に報いるよう、一般の酒造好適米の価格に「特別栽培米加算金」を上乗せして農家に渡してきましたが、しかし、その特別栽培米を使って酒造りをするようになっても製品の値上げをしないできました。つまり私たちにとって、特別栽培米という取り組み自体を田んぼへの投資であり、浅舞酒造の「これから」に対する投資であると考えてきたからです。
そして、偽装問題は偽装事件となり、JA全農が昨年12月に出した報告書によると、なんと「調査可能な726銘柄の約9割に問題があることが確認された」と記されていました。
私たちは、「特別栽培米」として作り、そして醸してきた12年のうち、近年の7年はその一部に太平物産の肥料を使ってきました。
しかしながら「12年のうちの7年」、とてもそういうふうに捉えることができませんでした。平鹿町酒米研究会と浅舞酒造の積み上げてきた取り組みの12年「歴史」の流れが途切れ、そしてなくなった。そう感じました。私たちは、ともに深い喪失感を味わいました。


取り組みの歴史をかみしめる
 昨年12月3日、いつもは酒米研究会の「収穫感謝祭」の意味合いの反省会が、まったく別の雰囲気で始まりました。
私たちは酒米研究会の発足から、そして浅舞酒造との関係を年表ともとに振り返ることに大きな時間を割きました。そして、特別栽培米導入のいきさつに入ったとき、特別栽培米の「特別」の意味を私たちは本当に理解していたのか?という疑問に行き着きました。実はこの事件で、何人かの方たちから「何が特別なのですか?」と改めて聞かれました。しかし、要領よく説明できないもどかしさを感じていました。
そこで、秋田県の特別栽培米の基準策定に詳しい特別会員の元県職員の方にこの場でレクチャーしていただきました。


何が「特別」なのか
農水省の特別栽培農産物に係る表示ガイドラインで栽培方法について次のように示されています。(改正平成15年5月26日15総合第950号)
 栽培方法:農産物を生産するときに使用される農薬の使用回数がその地域の同時期に慣行的に行われている使用回数の5割以下であること。化学肥料の窒素成分量が栽培地が属する地域の5割以下であること。
ここにある「その地域」は私たちの場合、秋田県です。秋田県では慣行的に行われている農薬の使用回数は20回で、化学肥料の窒素成分量は10a当たり8.0Kgとされています。
したがって秋田県の基準は、農薬の使用回数が10回以下、化学肥料の使用窒素成分量が4.0kg以下となります。
地域によって違う基準という栽培農家さえ理解しにくい制度にもかかわらず、私たちは「国のいうことだから」「秋田県の決めたことだから」に、ただ寄りかかってきたのではないかと、反省会で酒米研究会会員の多くが思い始めました。


「テロワール」同一生産背景
水田は、天然の豊富なミネラル分を多く含んだ川の水を取り込むことや、稲わら、根という豊富な有機質の還元によって連作障害のない素晴らしい生産基盤とされています。しかも、平鹿町酒米研究会では、会員を募る際、圃場が同じ水系、同じ肥沃な土質であることが条件の一つでした。そこに同一基準の栽培法を持ち込んだことは、「蔵から半径五キロの米で全量純米酒」の浅舞酒造にとってワインでよく言われる「テロワール」、同一生産背景とでもいうべき酒米で酒造りができることを意味します。


減農薬・減化学肥料栽培
肥料成分の偽装事件は、自分たちの稲つくりを見なおす機会をつくりました。まず、田んぼの「土」です。私たちは先祖伝来、引き継いできた田んぼがいかに肥沃であるかを知りました。その上に一年の稲作りに使った分だけ、次の年に「お礼」として有機質を多く含んだ肥料を施す。そうしてきた田んぼは、隣接の化学肥料のみのものとは明らかに違うことも経験的に知っています。そして酒米研究会では、独自にカルシウムなどのミネラル分も有機素材を使う農家が増えています。
次に農薬の使用回数です。まず、この「使用回数」という言葉、ひとつの農薬に二つの成分、例えばいもち病剤と殺虫剤の2成分の農薬もありますのでこれを一つずつカウントすることとして、「使用成分」として話を進めます。
秋田県の基準からすると10成分以下となりますが、平鹿町酒米研究会では多くても8成分、なかには6成分、5成分以下の農薬使用量で立派な酒米をつくっている農家も珍しくありません。

◯これからへの踏切板


自主基準という再スタート
昨年の反省会は、終盤になって平成16年の「特別栽培米」の決議を思わせるような事が起こりました。会員の中から、「もうすでに、われわれは特別栽培米の基準以下で酒米を作っている。しかも、酒米を納める相手は全量、浅舞酒造さんだけだ」「国や県の決めた基準もいいけど、酒米研究会と浅舞酒造さんで決める自分たち独自の基準がいいのでは」そして、「特別栽培米というわかりにくいものより、◯◯米にしたら」
姑息な肥料偽装事件の前に、沈みかけていた私たちの気持ちを明るくする発言が続きました。そして、真摯に取り組んできた12年の農家の誇りを呼び覚ます発言と思えました。


誰のために作るのか
 今回の事件、肥料成分に問題があったとはいえ、農薬は基準以下でした。そもそも健康に被害を与えるものではなかったのですが、私たちは自主回収を決め、売り手の同意を得たものは暫時ラベルの「特別栽培米」の記載をマジックや修正テープで塗りつぶして対応しました。
 すると、「忙しい時、うちの店には来てくれなくてもいい。私が修正してお客さんに説明するから」と言ってくださった酒屋の店主。浅舞酒造の話を天の戸を飲みながら聞く会を東京で開いてくれた方たち。一晩、天の戸だけを飲む会をひらいてくれた居酒屋さん。新聞、雑誌で、事件としてばかりでなく、その後についても取材して取り上げてくださった記者のみなさん。ブログやホームページ、そしてSNSを使ってたくさんの方が「天の戸を飲んで応援しよう」の輪を広げてくれました。
 それまで天の戸を扱ってくれる、買ってくれる、飲んでくれる人たち、といった漠然としたぼやけたイメージが、今回の事件でピントが少しずつ合ってきて、その一人ひとりを身近に感じました。はっきりとした画像が結びはじめました。


もともと私たちは、高い理想をもって減農薬や減化学肥料に進んできたわけではないかも知れません。自分の子や孫に食べさせるコメはできるだけ農薬を減らしたい。もっと土を肥やして「やっぱり違うね。おいしいね」って言ってもらいたい。実は、その延長線上にこの取り組みがあったのではないかと。
そして、今回身近に感じた人たちに向き合うことは、家族を超えてまたひとつの広がりになると信じます。これからへの踏切板になると。


「うましね米」としての自主基準
12月の反省会を受けて、この春4月13日に酒米研究会の総会が開かれました。
その席で、自主基準として「うましね米」と命名し、以下のように決議されました。
①農薬使用成分は慣行の20成分に対して7成分以内とし、努力目標を6成分以内とする。②化学肥料の使用窒素成分は4.0kg以下。使用肥料は農協関係以外の第三者機関の証明を必要とする。
この基準を満たしたものを「うましね米」として、全量浅舞酒造に納入する。


19名の平鹿町酒米研究会のメンバーは、「一年一作」の稲つくりを、会員の圃場をまわり
、見て聞いて研鑽を積むことによって「一年十九作」を実践していくことが会に「研究」が付いている所以と思います。
確かに、無農薬の完全な有機栽培という方向もあることを私たちは知っています。蔵元の小面積の自作田と違って、小さな蔵とはいえ浅舞酒造の酒つくりに必要な全面積を酒米研究会の農家を巻き込んでの採算性を考えると、30年近くともに歩んできた私たちは「有機質はたっぷり、農薬はできる限り少なく」のこの方法が現時点での最良の方法のひとつと考えています。








 たくさんのみなさんの応援に感謝し、
  稲に向き合い、酒に向き合い、心をこめて。





平成28年6月27日


JA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会 会長 武内 竹蔵
浅舞酒造株式会社 代表取締役社長 柿﨑 常樹

太平物産(株)製造肥料の品質問題について〈第二報〉




ご心配おかけしております。太平物産(株)製造の肥料の品質偽装問題についての続報と私どもの心境を申し述べます。


①情報の錯綜
11月2日にJA秋田ふるさとを通して全農からの情報があった段階で、すぐにJA秋田ふるさとに精査を依頼し、27年産米のみ該当ということを確認し11月5日に皆様に告知しました。それが第一報です。
しかしながら、その後の報道で明からなりましたように品質偽装の根は深く、担当者の「3年前から」で驚かされ、社長の「10年前から」の発言ではただ唖然とするばかりです。誰もまだ真相をつかんでいないように思えてなりません。


②偽装なのか詐欺なのか
「天の戸さん、これは偽装などという軽いものではなく詐欺です」「怒りの持っていき場所がないでしょう」とたくさんの方が心配してくれます。
しかし、蔵の中ではいつものように命の塊である米を酒に変える仕込み作業が淡々と進められています。そして、何人か会った酒米研究会の農家さんも「まいったな」というぐらいで怒りをあらわにする人はいません。なぜだろうと思います。不思議です。
一つ言えることは、米を作ること、酒を造ること、どちらも「性善説」の上に成り立っているからではないかと思います。肥料の成分を疑った人がいたでしょうか。まったく思いもつかない領域の話だからただ唖然としているのだと思います。


③悪い米なのか
私どもは「一般に作られている米に比べ、農薬と化学肥料の使用量が半分以下」で栽培した米で酒をつくることに大きな意義を感じていました。農薬と肥料という二本柱の一つが崩れました。あえて難しい米つくりに挑戦して、そのリスクを誇りに変えて汗を流してきた農家さんの今の気持ちはいかばかりかと思います。
「特別栽培米に挑戦しよう。全部の田んぼで」と言ってくれたのは、会社でもなく杜氏でもない農家さんたちの発言でした。平成16年から取り組みました。
高い肥料を買ってまで取り組もうとした農家さんの「熱い思い」、「心意気」のこもった酒米です。12年の稲つくり、12回の仕込みです。誰がどのように償ってくれるというのでしょう。
収穫を喜び、その労をねぎらうこの時期に、あまりにも残酷な事件です。


④自主回収します
現在流通している製品で、「特別栽培米」「化学合成肥料農薬五割以上削減米」の表記のあるものを回収し、その表記を外した新しいラベルのものに変えていきます。
ただし、新しいラベルが印刷されるまで時間が必要です。その間は修正ペン等で直したものも出荷となります。体裁が悪くはなりますが、苦肉の策ですので何卒ご理解ください。
また、すでにお客様の手元にありますものに関しましては、製品自体に問題はありませんが、差しさわりのある場合は、住所、名前、連絡先電話番号を明記の上、弊社まで料金着払いで送ってください。正規の表示のものをお送りいたします。開栓済みのものはご容赦ください。


⑤リセットではなく、もう一度立ち上げる
特別な思いで栽培された酒米が、「普通一般の酒米」となることが残念でなりません。そして、自分たちに非がないのに回収作業をしなければならないことに理不尽さを感じます。
いちばん気になることは、農家さんの気持ちです。私どもは、「酒米は全量特別栽培米」の実現はリセットではなく、もう一度新たに立ち上げるくらいの強い気持ちが必要なことを十分承知しております。それも雪が解ける春になれば明るい話題として皆様にお伝えできると信じております。




蔵の中では、蔵人はもちろん、酵母も種麹もみんな元気です。こんなバカげたことでめげたり、くじけたりするわけにはいきません。
ここ一番、「天の戸」を飲んで応援してください。よろしくお願いいたします。




平成27年11月11日  (文責 杜氏 森谷康市)

太平物産(株)製造肥料の品質問題について

弊社使用の酒造好適米はJA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会の栽培した「特別栽培米」規格で納入されています。
特別栽培米とは「その地域(県)で一般に作られている米に比べ、農薬と化学肥料の使用量が半分以下」というものです。
しかし11月2日、全農から太平物産(株)製造の特別栽培米用の肥料に保証成分量に満たないものがあることが判明したとの連絡が当地区管轄のJA秋田ふるさとを通してありました。精査してもらったところ、この冬の仕込みに使われております本年度産(27年)の栽培に使われたことがわかりました。
したがって、この肥料を使って栽培された酒米は「特別栽培米」に該当せず、慣行栽培の一般の酒米として扱われることになり、弊社はもとより、肥料成分を信じ、農薬を半減して手間を惜しまず「特別栽培米」に取り組んだ農家さんの気持ちを考えると残念でなりません。


以下に現時点での確認事項と対応策をまとめます。

  1. 現在流通している弊社酒造好適米使用の製品は問題の肥料は使っておりません。裏ラベル等に記載した「特別栽培米」規格です。
  2. 仕込み中の27年産米使用のものにつきましては、太平物産(株)の肥料を使った酒米と別会社の肥料を使ったものを仕分け、混入の恐れのないものだけの製品の裏ラベルに「特別栽培米」と表記いたします。
  3. 今後この問題についての新たな情報、その対応につきましては、随時ホームページ等でお知らせしていきます。





このことを教訓とし来年度の酒米生産につきましては、全農に肥料成分の厳密なチェック体制を強く要望し、
酒造好適米の全量「特別栽培米」を農家とともに続けてまいります。


まことに勝手ではございますが、私どもの気持ちをお察しくださいまして、
今後とも変わらぬお力添えのほど衷心よりお願い申し上げます。

                                        

平成27年11月5日    天の戸」醸造元 浅舞酒造株式会社
代表取締役社長 柿﨑 常樹